幕が上がる
幕が上がる 本広克行監督
百田夏菜子 玉井詩織 高城れに 有安杏果 佐々木彩夏 ムロツヨシ 清水ミチコ 志賀廣太郎 黒木華
地区予選敗退。最後の大会を終えた先輩たちに代わり、部長として富士ヶ丘高校の演劇部をまとめることになった高橋さおり(百田夏菜子)。「負けたらヤなの!」と部員の前で意気込むさおりだが、悩める日々が続く。「どうやったら演技が上手くなれるの? 演目は何にすればいいの? わからないー!」そんな時、学校に新任の吉岡先生(黒木華)がやってきた。元学生演劇の女王だったらしい!? 美人だけどちょっと変わったその先生は、地区大会すら勝ったことのない弱小演劇部の私たちに言った。「私は行きたいです。君たちと、全国に。行こうよ、全国!」気迫に充ちたその一言で、彼女たちの人生は決まる。演目は「銀河鉄道の夜」、演出は部長のさおり。演じるのは、看板女優でお姫様キャラの”ユッコ”(玉井詩織)、黙っていれば可愛い”がるる”(高城れに)、一年後輩でしっかり者の”明美ちゃん”(佐々木彩夏)、そして演劇強豪校からのスーパー転校生”中西さん”(有安杏果)らの部員たち。吉岡先生と、頼りない顧問の溝口(ムロツヨシ)と共に、富士ヶ丘高校演劇部は、見たことも行ったこともない、無限の可能性に挑もうとしていた。
クッキー解説 ☆☆☆☆☆☆★★★★
高校演劇部の青春ストーリーです。原作の平田オリザさんは演劇系の本など出している有名な人みたいです。若さが弾けている本編はくよくよだらだらしない歯切れの良い内容に感じられました。それも、ももいろクローバーZの力もさることながら平田オリザさんの力かもしれません。学生の青春ストーリー、特にスポーツなどの部活動にリアリティーを求める方は多いと思います。自分もほんの数回演劇を鑑賞に行ったことがありますが、見ている方が恥ずかしい演技ってたまにあるんですよね。そういう部分が洗練されている印象でした。演技の質がリアルかどうか、部活としてレベルが高いか、大事な部分は心が揺れ動くかどうか。クッキーにはちょっともの足りなかったですね。演劇部に興味のある人、演劇そのものに興味がある人。ファミリーでもカップルでも気軽に観られる内容かもしれませんね。おすすめです。
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